ベトナム、ダラット発, March 22, 2023 (GLOBE NEWSWIRE) -- ベトナムのダラットの文化･信仰観光施設サムテンヒルズにある巨大なマニ車「ドリグン･カギュ･リンチェン･ホルチェン･コーウェ･ゴー･ゲック」 (Drigung Kagyu Rinchen Khorchen Khorwe Go Gek) は、世界最大のマニ車としてギネス世界記録に認定され、2023年3月11日に正式落成した。

巨大なマニ車は純銅製で、24金がはめ込まれ、重さは200トン、高さ37.22メートル、直径16.53メートルである。その独特なデザインと巨大なサイズは、世界中の観光客を魅了する建築物となっている。繊細なディテール、美しい色彩、そして周囲の丘や森の息を呑むような眺めは、内省と熟考を促す静謐な雰囲気を醸し出している。

ギネス世界記録の認定は、サムテン･ヒルズ･ダラットのヴァジラヤナ (金剛乗) 仏教霊場における巨大なマニ車のイメージと、ラムドン省の美しさを世界に強くアピールすることになった。こうしてサムテン･ヒルズ･ダラットは、ベトナム、インド、その他多くの国々との友好、平和、外交文化の象徴となった。

サムテン･ヒルズ･ダラットのヴァジラヤナ (金剛乗) 仏教の空間は、文化的価値の高い珍しい建築物である。ネパールの画家たちの古代の芸術で作られている。線と模様のひとつひとつが、芸術家たちの集中力と心身の一体化によって生み出され、深く神秘的な意味を持っている。

ここを訪れる者は、ヒマラヤの画家が描く繊細な線とベトナムの李朝の画家が描く線の興味深い類似点など、他では見られない洗練されたディテールの美しい仏･菩薩･サンガの絵画を鑑賞することができる。また、この建築物は、地域の社会経済の発展に貢献し、雇用を創出し、住民の所得を増加させる。

落成式には、地元の要人、宗教指導者、文化愛好家などが多数出席した。ギネスワールドレコーズの公式発表に続いて、巨大なマニ車の偉業を証明する記念の盾が贈られた。サムテン･ヒルズ･ダラットの代表は次のように述べている。「この宗教的･文化的な複合施設は、ベトナム仏教界の注目を浴びることになるでしょう。サムテン･ヒルズ･ダラットは、世界最大のマニ車の所在により、精神的･文化的空間を創造し、歴史の流れを復活させ、数世紀前の李･陳朝時代にベトナム人が栄えた空間を形成する上で重要な遺産を残すという役割も担っています。現在に至るまで、これらの遺産はベトナム人の宗教生活において貴重なものになっています」

ベトナム祖国戦線中央委員会副委員長であるグエン・フウ・ドン (Nguyen Huu Dzung) は次のように述べている。「ベトナムは、仏教の宗派が完全に融合している好条件の国の1つです。北方仏教、南方仏教、禅宗、浄土宗、金剛条仏教を含む密教などの宗派があります。また、ベトナム仏教には独自の宗派も生まれ、トゥルック･ラム･イェン･トゥ禅宗や托鉢仏教など、ベトナムにしかないものもあります。これらの仏教は、共存し、支え合い、補完し合いながら、人々を真実、慈悲、美へと導いています」

最大のマニ車とサムテン･ヒルズ･ダラットは、現在一般公開中である。訪問者は、美と静寂を直接体験することができる。ベトナムの文化や宗教、ダラットの豊かな緑や素晴らしい景色を求める訪問者にとって、最高の目的地となるであろう。

サムテン･ヒルズ･ダラットについて
サムテン･ヒルズ･ダラット － 精神、心、体のためのホリスティックな目的地は、ベトナム、ラムドン省ドンズオン郡トゥーチャー・コミューン、カンブテ村に位置している。ヒマラヤの伝統文化に触発されたサムテン･ヒルズ･ダラットの中心は、インドの純粋な仏国土であるラダックからベトナムに渡った由緒ある僧侶、ドゥルブワン･ソナム･ジョルフェル (Drubwang Sonam Jorfel) 尊師によって創設された金剛条仏教の空間である。ラムドン省のベトナム仏教協会の支援により、ドゥルブワン･ソナム･ジョルフェル尊師とその弟子たちは、金剛条仏教直貢噶舉教派サムテン･リン･ベトナムの文化的･宗教的空間を作り上げた。ベトナムユネスコ協会連合は、これを金剛条仏教の文化空間として認定した。

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