オセアナ (Oceana) の新しい分析により、マグロ漁業における 4 億 1,100 万ドル (約562億670 万円) のヨシキリザメ産業の隠蔽が発覚
オセアナは、地域漁業管理団体や加盟国に対し、ヨシキリザメの漁業を包括的に管理するよう呼び掛けている
ワシントン発, Dec. 12, 2022 (GLOBE NEWSWIRE) -- オセアナが新たに委託した 調査 によると、カツオ・マグロ類の地域漁業管理機関 (RFMO) の水域で漁業を許可され、主要なサメ漁業を運営している船舶が、4億1100万ドル (約560億円) 相当の水揚げ価値のある巨大なヨシキリザメ (Prionace glauca) の商業漁業を支えていることが明らかになった。同分析はこの種のものとしては初めてで、ヨシキリザメの漁獲量は、3つの象徴的なクロマグロ漁業のそれぞれの漁獲量を上回るものである。報告書によると、ヨシキリザメは報告された全世界のサメ漁獲量の60%を占めており、特にフカヒレ及びサメ肉取引の両方において単体で大多数となっている一方で、この種の直接的な管理は行われていない。
先月、ワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)で、世界の指導者たちは、ヨシキリザメを含む60種のサメの保護を行う投票を行った。この決定により、その種が持続的に管理されていることが証明されている場合にのみ、種の取引が可能となる。大西洋まぐろ類保存国際委員会 (ICCAT) RFMO (International Commission for the Conservation of Atlantic Tunas (ICCAT) RFMO) の管轄下で設定された2019年の漁獲制限を除き、ヨシキリザメは無制限に漁獲されている。オセアナのグローバルポリシー責任者であるフィリップ・チュウ (Philip Chou) は以下のように述べている。「最も回復力があり、数が多いサメの一種と考えられているにもかかわらず、ヨシキリザメの個体群は管理が不十分なために脅かされています。適切な管理がなければ、ヨシキリザメ、及び共にバランスをとっている生態系の未来は危険なものになります。ヨシキリザメの直接的かつ積極的な漁業管理を直ちに開始する必要があります」。
このレポートは、食糧農業機関およびRFMOに報告された、サメとマグロの漁獲、取引、管理に関する世界的なデータを分析したものである。ポセイドン・アクアティック・リソース・マネジメント (Poseidon Aquatic Resource Management Ltd.) による研究者によると、2019 年には、20万トン近くのヨシキリザメが合法的に捕獲され、水揚げされている。その漁獲量のうち90%は大規模な商業船団 (主にはえ縄船) によるもので、74%は遠洋漁業国に船籍のものである。ヨシキリザメの総漁獲量の約半分が、スペインと台湾によって占められている
オセアナによる要約と完全なレポートはoceana.org/bluesharkで入手可能。同調査は、世界 の遠洋漁業船団の世界的な足跡を明らかにし、海とそれに依存するコミュニティを保護するための政策変更を促進する国際プログラムであるオセアナによる透明性海洋イニシアチブ(Oceana’s Transparent Oceans Initiative) のために行われたものである。
連絡先:アンナ・バクスター (Anna Baxter)、abaxter@oceana.org
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