世界の大手銀行30行のサステナビリティガバナンスの実践に関する報告書、興味深い結果を示す
ロンドン発, Jan. 24, 2023 (GLOBE NEWSWIRE) -- モロー・ソダリ (Morrow Sodali) とその傘下企業であるネスター・アドバイザーズ (Nestor Advisors) は「Governance of sustainability in the largest global banks: A study of the top 30 European and North American banks (最大手グローバル銀行における持続可能性のガバナンス:欧州と北米の銀行上位30行の調査)」の公開を発表した。
本報告書は、欧州と北米の大手銀行30行のサステナビリティガバナンスの実践を検証している。本報告書の作成にあたっては、公開されている様々な資料を精査するとともに、大手銀行15社の代表者 (取締役会の会長、その他の取締役および上級役員9名を含む) にインタビューを実施した。インタビューでは、様々な慣行や、銀行がその慣行を選択した理由について明らかにされた。本報告書では、いくつかのデータポイントについて銀行を比較し、サステナビリティと財務パフォーマンスの2つの指標に照らし合わせて分析している。
主執筆者であるスティルポン・ネスター (Stilpon Nestor) は次のように述べている。「サステナビリティは、銀行とそのリーダーが直面している大きな課題の1つです。株主や規制当局を含む様々なステークホルダーは、銀行がサステナビリティに積極的に取り組むことを要求しています。戦略面では、『帳簿のグリーン化』が大きな課題であり、このことは特に『ブラウン』セクターが大きい市場において重要です。リスク面では、一部の規制当局は、銀行がサステナビリティ・リスクをコアリスク管理のフレームワークとその主要なカテゴリーに統合することを要求しています。また、リスク選好の枠組みにおいて、サステナビリティの観点を明確にすることも要求されています。グローバルな銀行は、これらの分野で成果をあげるために、既存のガバナンスと組織の仕組みを再構築し、いくつかの新しい仕組みを開発してきました。本報告書では、これらの取決めを検証したところ、興味深い、時には直感に反するような発見がありました」
これらの発見事項のうち、特に際立っていたのは、サステナビリティに関連する取締役会のスキルの問題であった。インタビューしたどの銀行も、取締役会にサステナビリティの専門家を置くことを優先事項とは考えていない。これらの企業では、サステナビリティの領域における既存の取締役の認識を高めることを優先事項としている。その意味では、取締役のスキルアップを重視していることになる。
サステナビリティに取り組むために、取締役会はどのような体制をとっているのであろうか。多くの場合、新しい委員会を立ち上げることによって行われている。しかし、その構造は、銀行におけるこれらの問題の成熟度を反映することが多い。本報告書での興味深い発見の1つは、「成熟度スペクトラム」がさらに進んだ銀行では、特別な委員会を廃止し、一般的戦略やリスク選好の一部としてサステナビリティを議論しているということである。
もう1つの重要な発見は、すべての事業部門がサステナビリティを理解する能力を強化するために、経営陣が果たしている役割に関する事項である。これは、コーポレート、リテール、プライベートバンクを問わず、銀行のすべての事業分野、さらにはリスク、財務、内部監査部門に関わる課題である。そのため、ほとんどのグローバル銀行では、この横断的な業務を監督する上級管理職委員会を設置している。この委員会のメンバーのシニアランクがカギとなる。50%の銀行では、CEO自身がこの上級調整委員会の長を務めている。
また、ほとんどの銀行では、役員報酬のアプローチにサステナビリティのパラメータを含めている。本報告書では、最も業績の良い銀行では、変動報酬の決定において、他の要素の中でサステナビリティへの配慮が比較的大きな「重み」を持っているということを示している。
本調査が、全ステークホルダーの観点から、役立つことを願っている。本報告書の全文は、こちらをクリックしてリクエスト可能。
モロー・ソダリについて
モロー・ソダリは、世界中の企業顧客に対して戦略的アドバイスと株主サービスを提供するリーディングカンパニーである。同社は、企業の取締役会や経営陣に対して、コーポレートガバナンス、ESG、株主と債券保有者とのコミュニケーションやエンゲージメント、資本市場の情報、委任状勧誘、株主アクティビズム、M&Aなどに関する戦略的なアドバイスやサービスを提供している。
同社はニューヨークとロンドンに本社を置き、世界の主要資本市場にオフィスやパートナーを有し、世界最大規模の多国籍企業を多数含む、80ヵ国以上の1,000社を超えるクライアントにサービスを提供している。上場企業および非公開企業、金融機関、ミューチュアルファンド、ETF、証券取引所、会員制組織なども顧客として名を連ねている。
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ネスター・アドバイザーズについて
ネスター・アドバイザーズは、取締役会・ガバナンスアドバイザリーを専門とする、モロー・ソダリの子会社である。コーポレートガバナンス、サステナビリティ、組織設計に特化したグローバルなアドバイザリー会社で、金融機関、企業、非営利団体の取締役会や上級管理職と連携し、意思決定、組織構造、統制、インセンティブを改善するための支援を行っている。
モロー・ソダリとの完全統合により、同社のグローバルな顧客基盤に、両社でコーポレートガバナンス、ESG、サステナビリティ、ステークホルダーエンゲージメントに関する包括的なアドバイザリーサービスを提供している。
同社のサービスは、企業のガバナンスシステムの大幅な再設計につながる総合的アセスメント、取締役会の評価、グループガバナンス、取締役会のトレーニング、リスクマネジメント、特定の方針やコントロールの開発など、幅広い範囲に及ぶ。どのような範囲事項であっても、同社のサービスは常にクライアントのニーズに合わせてカスタマイズされている。
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エレナ・カーグネロ (Elena Cargnello)
マーケティング担当コーポレート・ディレクター
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