クラウデラ (Cloudera)、AI-RANアライアンスに加盟し、リアルタイムデータの革新とAIネイティブな通信分野の発展を推進
クラウデラが、デル (Dell)、NVIDIA、ソフトバンク (Softbank)、T-モバイル (T-Mobile) と共に新たな「Data for AI-RAN」アライアンスに参加し、通信ネットワーク向けリアルタイムデータ管理、エッジAI、ハイブリッドMLOpsを推進
カリフォルニア州サンタクララ発, June 06, 2025 (GLOBE NEWSWIRE) -- データ、分析、AIのための唯一の真のハイブリッドプラットフォームであるクラウデラは本日、AIを通信インフラに統合することを目的とした国際的なコンソーシアムであるAI-RANアライアンスに加盟したことを発表した。 クラウデラは、AI-RANの推進と、通信ネットワークをリアルタイムデータとAIによって知能化された収益創出型プラットフォームへと変革することを目的に、データとAI企業を連携させる革新的な通信事業者から成る先駆的グループに参加した。
通信事業者が仮想化や次世代インフラ、アーキテクチャを通じてネットワーク運用コストの最適化を急ぐ中、AIは他に類を見ない機会を提供している。 AIは、ネットワークサービスの効率性を高めることでより良いビジネス成果をもたらすと同時に、サービスイノベーションにおける大きな可能性も切り拓く。 分散されたエッジ環境全体にAIを導入することは容易ではなく、通信事業者は、無線アクセスネットワーク (RAN) 全体でAIをスケールさせて実運用し、その商業的ポテンシャルを最大限に引き出すために、戦略的かつ全社的な取り組みを推進する必要がある。
AI-RANアライアンスは、創設メンバーであるNVIDIAをはじめ、デル、ソフトバンク、T-モバイル、KT、LG U+が加盟しており、AIと通信の交差点におけるイノベーションを推進しながら、こうした課題の解決を目指して設立された。 AI-RANアライアンスの加盟各社は、既存および新たなネットワークへのAI統合の標準化、AI最適化のための共通インフラの実現、エッジAIアプリケーションの開発加速、そして通信業界がAIを信頼性高く、かつ収益性をもって導入できるよう支援する実証事例の構築に共同で取り組んでいる。
エンタープライズAIおよびモダンデータアーキテクチャの分野で広く認められているクラウデラは、スケーラブルなデータ管理、エッジからAIに至るオーケストレーション、オープンソースファーストのアプローチを兼ね備えており、AI-RANアライアンスの使命を力強く補完する存在となる。 同社は、ハイブリッド、エッジ、オンプレミス環境にまたがるAIワークロードの導入・管理・拡張を通信事業者が実現するうえで、他にない強みを持っている。
AI-RANアライアンスの最新メンバーとして、クラウデラは以下の取り組みを行う予定である:
- 「Data for AI-RAN」ワーキンググループに参加し、通信およびAIワークロードにおけるデータオーケストレーション、大規模言語モデル (LLM) によるネットワーク自動化、ハイブリッド対応のMLOpsの標準化を目指す。 クラウデラの参画により、AI-RANアライアンスにはデータおよびAIプラットフォームに関する専門知識が加わり、通信業界の運用ニーズに沿ったデータおよびAIパイプラインの整備が進むことで、AIネイティブなユースケースのより迅速な革新と展開が可能になる。
- AI-for-RAN、AI-and-RAN、AI-on-RANという、AI-RANアライアンスの三つの中核目標を支援する。
- SLAに基づくネットワーク可用性やリアルタイム異常検知などのAIアプリケーションを試験・導入するために、AI-RANアライアンスの加盟企業と連携して現実世界でのAIユースケースを加速する。 これには、通信事業者が実環境で導入可能なリファレンスアーキテクチャの構築と検証が含まれており、イノベーションから実装までのプロセスを短縮し、モデルの再利用性および協業の最大化を図ることが目的である。
- クラウデラのプラットフォームを活用し、ガバナンス、可観測性、エッジからコアまでのオーケストレーションを確保しながら、エッジにおけるリアルタイム意思決定を実証し、スケーラブルなトレーニングデータ準備/MLOpsおよびAI推論の本格運用を可能にする。
「クラウデラは、AI-RANアライアンスに当社のデータおよびAIに関する専門性を提供できることを誇りに思います。 ネットワークは通信事業における中核であり、利益率の向上とサービス変革の両面を推進する存在です。そしてAIは、それらの領域において多大な価値を引き出すことができます」と、クラウデラのチーフ・ストラテジー・オフィサーであるアバス・リッキー (Abhas Ricky) は述べている。 「当社は、世界中の数百の通信事業者に対してデータおよびAI自動化戦略を支援してきた実績があり、この分野でのリーダーシップに自信を持っています。今後は、AI-RANアライアンスの加盟企業と共にイノベーションを加速させ、その成果を顧客の皆さまと共有していきたいと考えています。 当社の目標は、将来のインテリジェントで適応性が高く、AIネイティブなネットワークを支えるためのデータ標準、オーケストレーションモデル、リファレンスアーキテクチャの定義に貢献することです」。
KTのネットワーク戦略担当バイスプレジデントであるジェミン・チョン (Jemin Chung) は以下のように述べている。「クラウデラおよびAI-RANアライアンスの他のメンバーと共に、『Data for AI-RAN』ワーキンググループで協業できることを誇りに思います。 AIが次世代ネットワークの中心的存在となる中で、データを安全かつ大規模に活用できる能力が、重要な差別化要因となります。 本取り組みを通じて、AI中心のRAN進化を実現し、運用インテリジェンスの高度化に向けたベストプラクティスを共に築いていけることを楽しみにしています」。
ソフトバンク先端技術研究所のプリンシパルフェローであり、AI-RANアライアンスの議長を務めるアレックス・ジンスン・チェ博士 (Dr. Alex Jinsung Choi) は以下のように述べている。「クラウデラは、AI-RANアライアンスにとって非常に心強い新たな参加企業です。業界全体でAI活用への関心と成功への期待が高まる中、アライアンスも急速に拡大しています。 クラウデラのデータおよびAI分野におけるリーダーシップと、通信分野での広範な実績は、インテリジェントでAIネイティブなネットワークという当アライアンスの共通ビジョンを推進するうえで、極めて重要な役割を果たすでしょう」。
クラウデラのAI-RANアライアンスにおける役割や、次世代通信の実現に向けた取り組みの詳細については、www.cloudera.com/solutions/telecommunications.htmlを参照されたい。
クラウデラについて
クラウデラは、データ、分析、AIのための唯一の真のハイブリッドプラットフォームである。 クラウデラでは他のクラウド専業ベンダーと比較して100倍以上のデータを管理しており、グローバル企業がパブリッククラウドでもプライベートクラウドでもあらゆる種類のデータを貴重な信頼性されるインサイトに変換することを可能にしている。 同社のオープンデータレイクハウスは、ポータブルなクラウドネイティブ分析によるスケーラブルでセキュアなデータ管理を実現し、プライバシーを保護し、責任を持って信頼性の高いAIの展開を保証しながら、顧客がデータに生成AIモデルを適用できるようにしている。 金融サービス、保険、メディア、製造、政府など、世界最大のブランドが、現在および将来に不可能と思われた課題を解決するためにクラウデラを活用している。
詳細については、Cloudera.comにアクセスし、LinkedInおよびXでフォローされたい。Clouderaおよび関連マークは、Cloudera, Inc.の商標または登録商標である。その他の会社名および製品名は、それぞれの所有者の商標である可能性がある。
問い合わせ先
ジェス・ホーン=カバナ (Jess Hohn-Cabana)
cloudera@v2comms.com