イノベーションの価値で信頼あるパートナーシップを結集 半導体サプライチェーンのレジリエンスとグローバル展開を共に構築
TAIPEI, Taiwan, May 23, 2025 (GLOBE NEWSWIRE) -- 地政学的リスクの高まりと供給網の再編が進む中、ITRIは本日(5月23日)、「グローバル半導体サプライチェーン・パートナー・フォーラム」を開催。台湾政府が提唱する「グローバル半導体民主的サプライチェーン・パートナーシップ・イニシアティブ」の実践を目指し、頼清徳総統、郭智輝経済部長、ITRI劉文雄院長、日米欧など各国代表が出席、700名以上の関係者が参加した。
頼総統は、台湾のICT・電子産業の強みと各国の優位性を活かした国際協力の重要性を強調。AI時代の支点として産業支援とスーパーコンピュータ整備を推進する意向を表明した。
郭部長は、供給網の強靭化、多元的供給体制、AIチップ産業連携、先端半導体の民主的供給の4大戦略を紹介し、投資誘致と人材育成にも注力する方針を示した。
劉院長は、ニッチ市場への技術開発、安全保障強化、米・日・欧との国際連携によるサプライチェーン全体の安定性向上、「ブルーオーシャン」の開拓を通じて共栄を目指すと語った。
日本台湾交流協会の片山代表は、日欧が材料・装置、米国が設計、台湾が製造で強みを発揮していると述べ、グローバル連携の必要性を強調。米国AITのコーンフォース副所長は、台湾との緊密な協力関係のもと、投資・供給網強化・技術安全性向上を推進中と述べた。
欧州経済貿易事務所のLutz Güllner所長は、EUが理念を共有する台湾をAI基盤強化の中核と見なし、TSMCや鴻海の欧州投資を歓迎。英国のRuth Bradley-Jones代表は、国際連携による供給網の多様性とレジリエンス推進を支持。オランダのMatthijs van der Hoorn副代表は、協力こそ唯一の対応策であり、信頼性と持続性ある網の構築を強調した。
また、日本半導体戦略推進議員連盟名誉会長の甘利明氏は、半導体はデジタル社会の基盤であり、日台を起点にネットワークセキュリティと分散設計体制による経済安全保障の強化を訴えた。
今回のフォーラムを通じて、台湾はその技術力と結集力をもって、グローバルな半導体供給体制の中心的存在としての役割をあらためて示した。今後も各国との実質的な連携を深化させ、世界の科学技術と経済の持続的発展に貢献していく方針だ。
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